知ってて良かった!お肌のトラブル相談室Q&A
赤ちゃんは眠いとなぜぐずる?
赤ちゃんは、眠いとなぜかグズります。おなかもいっぱいのはず、おむつも替えた、明らかに眠いからと分かるのに、ギャアギャア泣きます。「そんなに眠いなら、寝たらいいじゃないの!」と叱りたくなりますが、叱れば余計に、ギャアギャア泣きます。 眠いというのは、意識の覚醒レベルが少し下がった状態です。そして、人間は、そういう状態の時に、暴れたり感情をストレートに出すのです。良く、酔っ払いが、ふらふらになりながら「おい、てやんでい」と絡んだり、大声を出したりすることがありますね。すうするうちに、やがて、眠っていきます。それと同じです。すっと眠りにつく子もありますが、それはむしろまれで、多くの子供は、眠くなって、意識レベルが下がってくると、眠いのに、眠れない、という不快を、ぐずることで、表現します。
おっぱいはいつまで?
おっぱいというのは、体に栄養を与えるだけではないのです。お母さんに抱かれておっぱいを加えると、子供は安心感をもらいます。ですから、おっぱいというのは、子供の心の安定の為にも、とても大切なものなのです。昔は、「断乳」といって無理やり、おっぱいをやめることが普通でしたが、今では「卒乳」といって、子供が、自然におっぱいを卒業するのを待つ、という考え方が主流になってきています。ですから、あまり卒乳については急ぐ必要がありません。1歳を過ぎ、離乳食が完全食になるころには「いつまで、おっぱいやってるの?」と、周りから言われたりします。しかし、本人が欲しがるなら、与えていいと思います。子供が元気よく遊び、きちんと食事をとり、体重が順調に増えているなら、2.3歳まで母乳を飲んでいても心配ないと言われます。(母乳は、子供の成長に合わせて出るので、母乳が出ている間は与えていいという説もあります。)こどもは、次第におっぱいだけでは栄養が足りなくなり、おっぱい以外の食事を欲しがるようになります。また、行動の幅が広がっていくことで、ほかに興味の対象がいろいろ増えていきます。おっぱいへの執着もだんだん無くなって、その結果、自然に卒乳していくのです。
「好き・嫌い」を直すには?
子供の食事についての悩みの中で、ダントツに多いのが好き嫌い、それも野菜嫌いです。細かくして好きな物に混ぜたり、お母さん達はいろいろ努力されているようですが、敵もさるもの、なかなか手ごわいです。無理に食べさせようとすると、何も食べなくなってしまいます。せっかくの楽しい食事が、嫌なものになってしまうよりは、こういう時は、食べなければ仕方がない、といったんあきらめる、というのも、私は賢明な方法だと思います。野菜に含まれる栄養素は、他の食べ物や果物などにも含まれています。実は保育所の給食なら、しっかり食べている、という子もいます。成長するにしたがって、好みも変わってきますし、実際、偏食があるからといって、本当に成長に問題が生じることはほとんどないといっても過言ではありません。それを、今、急に野菜嫌いを直そうとして無理強いすると、食事そのものが苦痛になります。極端な場合、食事のたびに親子げんか、というような状態になると、体の栄養よりも、心の栄養のほうが心配になります。ですから、極論からいうと、どうしても食べようとしない場合は、あまり焦って偏食を直そうとしない方が、結果的には良いことが多いようです。